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特別加入の概要(4) 海外派遣者

特別加入海外出張と海外派遣の区別

 国内の事業場で就労している方が海外で業務に従事するケースはさまざまなものがありますが、大きく区分すると、「海外出張」の場合と「海外派遣」の場合が考えられます。

 「海外出張」である場合は、当該海外出張者に関して何ら特別の手続を要することなく、その方が所属する事業場の労災保険により給付を受けられますが、一方「海外派遣」である場合は、当該海外派遣者に関して特別加入の手続を行っていなければ、労災保険による給付が受けられないこととなります。

 「海外出張」と「海外派遣」との区別については、「海外出張者」とは、単に労働の提供の場が海外にあるに過ぎず、国内の事業場に所属し、当該事業場の使用者の指揮に従って勤務する方であり、「海外派遣者」とは、海外の事業場に所属して、当該事業場の使用者の指揮に従って勤務することになる方と定義され、これらは勤務の実態によって総合的に判断されることとなります。

 海外出張と海外派遣のケースを一般的に例示すると次表のようなものとなります。

区分

海外出張の例

海外派遣の例

業務内容
  1. 商談
  2. 技術・仕様等の打合わせ
  3. 市場調査・会議・視察・見学
  4. アフターサービス
  5. 現地での突発的なトラブル対処
  6. 技術習得等のために海外に赴く場合
  1. 海外関連会社(現地法人、 合弁会社、提携先企業等)へ出向する場合
  2. 海外支店、営業所等へ転勤する場合
  3. 海外で行う据付工事・建設工事(有期事業)に従事する場合(統括責任者、工事監督者、一般作業員として派遣される方)

 
 ※ 労災なんでもQ&A「 Q11 海外出張・海外派遣」もご確認ください。